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エコロックパイル工法

ecorock pile

エコロックパイル工法の特徴

はじめに

エコロックパイル工法は、先端部に切刃及び翼を取り付けた小口径鋼管杭(エコロックパイル)を回転貫入して埋設する工法です。 この工法は、低騒音・低振動・無廃土施工なので環境にやさしく、しかも狭い敷地や狭い搬入路でも施工が可能な工法です。 エコロックパイルは翼部が先端支持力に寄与するので高い鉛直支持力が期待でき、低中層建築物などへ経済的で高品質な杭を提供できます。

特長

高い鉛直支持力 経済設計(上杭は、厚さや材質を変えることにより、杭頭曲げ耐力の向上が図れます。)
幅広い支持層の選択 砂質地盤・礫質地盤・粘土質地盤に適用(先端平均N値≥5)
材料の低コスト化 流通の簡素化
低騒音・低振動・無排土施工 先端部に切刃及び翼を取り付けて回転貫入(水やセメントミルクを使用しません。)
狭隘施工 狭い敷地・狭い搬入路でも施工可能
条件にあった現場継手の選択 溶接継手と機械式継手の2タイプを用意
杭芯ズレの防止 先端の三角形切刃で精度向上
確実な打止め管理 リアルタイムで施工記録を確認
逆回転で引抜き可能 撤去作業が容易で、しかも再利用が可能

国土交通大臣認定工法

先端地盤:砂質地盤(礫質地盤を含む)
認定番号 TACP-0126(国住指第3664合・平成16年3月17日)

先端地盤:粘土質地盤
認定番号 TACP-0127(国住指第3664合・平成16年3月17日)

認定範囲

・銅管の寸法:φ114.3~φ267.4

・鋼材の材質

 銅管:STK400、STK490

 翼:SS400、SM490A

 閉塞盤:SS400

 切刃:SS400

・最小杭実長:3m

・最大施工深さ:30m

正栄工業エコロックカタログ

正栄工業エコロックカタログ

エコロック指定書0126(砂)

エコロック指定書0126(砂)

エコロック指定書0127(粘)

エコロック指定書0127(粘)

エコロック認定書0126(砂)

エコロック認定書0126(砂)

エコロック認定書0127(粘)

エコロック認定書0127(粘)

性能評価書(砂質地盤)

性能評価書(砂質地盤)

性能評価書(粘性質地盤)

性能評価書(粘性質地盤)

エコロックパイルの構造

杭の構造

標準型:杭先端部の鋼管肉厚が杭本体部と同一厚さのもの

エコロックパイルの構造 標準型

先端補強型:杭先端部の鋼管肉厚を大きくしたもの

エコロックパイルの構造 先端補強型

杭の先端部

標準型

杭の先端部 標準型

先端補強型

杭の先端部 先端補強型

杭の寸法

杭本体径D(mm)
STK400,STK490
翼径Dw(mm) 翼厚(mm)
SS400,SM490A
先端補強鋼管厚
(mm)
STK400
先端補強鋼管長
(mm)
最大施工長 杭の単位長さ
(m)
現場継手
(m)
標準型 114.3 300 19 14 3~12(0.5mきざみ) 溶接継手
350 19
139.8 350 22 18
400 22
165.2 400 25 21
450 25
190.7 450 25 24 溶接継手
機械式継手
500 25
216.3 500 25 28
550 25
267.4 550 25 30
600 25
先端補強型 114.3 300 19 11・16 200 14 3~12(0.5mきざみ) 溶接継手
350 19・22
139.8 350 22 12.7・16 200 18
400 22
165.2 400 25 16・18 200 21
450 25
190.7 450 22・25 16・18 250 24 溶接継手
機械式継手
500 22・25
216.3 500 25・28 16・20 250 28
550 28
267.4 550 25・28 16・20 250 30
600 28

杭の貫入・支持機構

先端部に切刃とらせん状の翼を取り付けた鋼管杭を回転させ、土砂を杭側面に押圧しながら、所定の支持基盤に貫入させる工法です。

杭の貫入・支持機構図
杭

エコロックパイル工法の設計

地盤から決まる許容鉛直支持力

長期許容鉛直支持力

長期許容鉛直支持力計算式

短期許容鉛直支持力

短期許容鉛直支持力計算式
計算式補足
許容鉛直支持力説明図

適用範囲

  • 砂質地盤・礫質地盤・粘土質地盤に適用(先端平均N値≥5)

  • 砂質土層・粘土質土層に適用

  • 14m(φ114.3)、18m(φ139.8)、21m(φ165.2)、24m(φ190.7)、28m(φ216.3)、30m(φ267.4)

  • 3m

  • 床面積の合計が50,000m²以下の建築物

地盤による長期許容鉛直支持力早見表(短期は長期×2.0)

杭本体径D
(mm)
翼径Dw(mm) 杭先端
有効断面積
AP(m²)
杭先端平均N値
5 10 15 20 25 30 35 40 45 50
114.3 300 0.0405 16.9 33.7 50.6 67.4 84.3 101.1 118.0 134.8 151.7 168.6
350 0.0532 22.2 44.3 66.5 88.7 110.9 133.0 155.2 177.4 199.5 221.7
139.8 350 0.0558 23.2 46.5 69.7 92.9 116.2 139.4 162.6 185.8 209.1 232.3
400 0.0705 29.4 58.7 88.1 117.5 146.8 176.2 205.5 234.9 258.4∗¹ 258.4∗¹
165.2 400 0.0735 30.6 61.3 91.9 122.5 153.2 183.8 214.4 245.0 275.7 306.3
450 0.0902 37.6 75.2 112.7 150.3 187.9 225.5 263.1 300.6 338.2 375.8
190.7 450 0.0938 39.1 78.1 117.2 156.3 195.3 234.4 273.5 312.5 351.6 390.7
500 0.1125 46.9 93.8 140.6 187.5 234.4 281.3 328.1 375.0 403.1∗² 403.1∗²
216.3 500 0.1165 48.5 97.1 145.6 194.2 242.7 291.2 339.8 388.3 436.8 485.4
550 0.1372 57.1 114.3 171.4 228.5 285.6 342.7 399.9 457.0 514.1 548.4∗³
267.4 550 0.1469 61.2 122.3 183.5 244.7 305.8 367.0 428.2 489.3 550.5 611.7
600 0.1695 70.6 141.3 211.9 282.5 353.1 423.8 494.4 565.0 635.6 706.3
※上記支持力には、杭周面摩擦力は考慮しておりません。(先端支持力のみです。)
※∗¹=N≥44で258.4kN、∗²=N≥43で403.1kN、∗³=N≥48で548.4kN、


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